彼氏から異常に愛されています

執着とキス

私の初めては何もかも大翔だ。
無理矢理に奪われたも同然だけれど、恋愛感情を抱いていないのに快感を感じてしまう私はきっと、どうかしている。


「っ、あ……んんっ」

一糸まとわぬ姿にされ、うつ伏せにされると覆い被さる大翔は背中にキスを落としていく。
熱を灯った体にチュク、ときつく吸われ痕を付けられていく。

自分では見えないけれど、きっと痕だらけだ。
背中まである髪をかきあげられ、項にも噛み付かれた。

「痛っ……ん」

「優香、振り向いて」

「っあ…や、…んんっ!!」

下顎を掴まれて後ろを振り向かせられると、唇を塞がれた。
苦しい体勢に顔を歪めるけど、お構い無しにキスを深くされてしまう。

涙が滲み、頬を濡らすと唇が離れ必死に酸素を吸い込んだ。


「ハァハァ! っ……?」

荒い呼吸を繰り返している私の項にまた大翔が顔を埋める。
戯れるように唇が触れ、擽ったさに身を震わせる。

また痕を残している大翔にぼーとした頭のまま、今何時だっけとふと考える。

ベッドに押し倒される前は確か20時ぐらいだった。
あれからどのくらい経ったのだろう。

「やっ、そんな付けたら、」

大翔の執着具合を表すように首筋を一周して痕を残されていく。
まるで首輪のようだ。

首元を隠せるような服あったけ、と自分の持っている服を思い出そうとするけれど、どれも大翔の選んだものだけだから思い出せない。

身体をあまり見せない服ばかりを大翔は選んでいるから、多分あるだろう。

だけど、流石に痕を付けすぎじゃないだろうか。


「大翔、痛い……」

「んーまだ付けたりない。あぁ、ここ折角昨日付けたのに薄くなってる」

「んっ、痛っ!」

耳朶の裏側に唇を寄せたと思ったら、思いっきりまた吸われた。


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