Caramel Praline

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「桜ちゃん!おはよ…う、わあ!」







姫が開口一番に珍妙な挨拶をしたのは、断じてキャラ作りのための造語だとかではない






私が姫を見つけた瞬間両手を伸ばし、姫の頭を撫で出したからだ






「え、えー?どうしたの?」






困惑する姫を尻目にただ無言でもくもくとその柔らかい薄茶の髪を撫でる








無表情で終始黙り込み奇行にはしる私はどう見ても不審者なんだろう










華奢な見た目から誤解されがちだけど姫は背が低いわけじゃない





なので姫は今私と大差ない目線で、両手で左右からされるがままになってるわけで





姫の呆気にとられた表情が目の前にあり思わずじっと見る








相変わらずかわいい





最強にかわいい





究極にかわいい







天使だ、保護しないと…






「ねえ桜ちゃんどうしたの?何かあったの?おーい…」




周囲の目もガン無視してひたすら癒されていると、姫は完全に戸惑った状態で話しかけてくる







そりゃそうだ、朝から友人が一言も発さないまま自分の髪を乱してくるんだから










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