―漆黒― 下【完】

カウント・1



言葉の魔力って、偉大だと思う。


‘根性ある子って大好きなんだよねぇ’


名指しで告白されたワケじゃないにしろ。
それがどうやらあたしを指してるらしいとわかるだけに、とっても素直に嬉しかった。


‘黒い彼とあのカノジョがヤっちゃうなんて事はまず有り得ないから’


言われてみれば……今になって思えば。
そんな事は有りえないワケであって、何故それに気付かなかったのかと腹立たしくすら思う。


だからあたしはゲンキンなもので、少しだけ元気になった。


  • しおりをはさむ
  • 3608
  • 8880
/ 442ページ
このページを編集する