甘いカラダ 【完】

lesson.3 /危険な化学準備室



昼飯を食べてるあいだ中、沙耶は「如月先生」への熱い想いを語っていた。


うぜぇ。



「やだ~。星羅ずるい!私も如月先生に呼び出されたい!」


「じゃあ沙耶が代わりに補習受けてこいよ」


「マジで受けたい!化学だけじゃなくてぇ~、いろいろ教えてもらいたぁい。はぁ~」

妄想の世界にトリップしてる沙耶に呆れる。


ていうか、まじで笑えないんだって。


でも行かないとなにをされるかわからない。


公立高校に紛れ込むだけの力があるんだ。


いきなり退学にされることだってありえる。


まじで金持ちはやることえげつねぇな。


「じゃあさ、如月先生の年齢と、彼女いるかどうかだけでいいから絶対聞いてきてね!」


「はいはい。聞けたらな」


今にも飛んでいってしまいそうなくらいふわふわしている沙耶を置き去りにして、アタシは嫌々化学準備室へと向かった。





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