甘いカラダ 【完】

司が再度、怜央くんの前に立ちはだかる。


怜央くんは司だと認識しているのか、それとも完全にキレちゃってわかっていないのか……。


残酷な悪魔の微笑みを浮かべている。


そして、なによりも楽しそうだった。



司は舌打ちしながら怜央くんの攻撃をひたすら避ける。


避けるのが精一杯で、怜央くんに手を出せない緊迫した状況が続く。


右頬を赤らめた司を見ているのが辛くて、なにもできない自分に腹が立つ。


せめて、怜央くんの気を少しでも外らせれば……。


よし!


司には待ってろって言われたけど、もう見ていられなかった。


意を決して立ち上がったその時。


戦っている怜央くんと司の間に、黒い影が飛び込んできた。



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