甘いカラダ 【完】

lesson.3 /涙



自分の嗚咽で目が覚めた。



夢から醒めたとわかった時、アタシの顔は涙でぐちゃぐちゃで。



周りは真っ暗だった。



「目が醒めましたか?」


その声にドキリとする。


「如月……?」


目が慣れていないせいで、周りがなにも見えない。


闇の中から聞こえた如月の声に、これもまた夢かと思う。


むしろ夢であってほしい。


こんな顔、見られたくない。




でも。



願ってもまた目覚めることはなくて、やはりこれは現実なんだと諦める。



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