甘いカラダ 【完】

「ここ、どこ?」


「星羅お嬢様のお部屋です」


幾分慣れてきた目で見回すと、天井にはあの悪趣味な天蓋のフリルが見えた。


あれ?


アタシ、確か車の中で寝ちゃったはず。


ここまでどうやって来たんだろう。



「もしかして如月がここまで……?」


「大変重かったです」


うっ……。


決して太ってはいないとは思うんだけど。


確かに、ここに来てから料理が美味しいからって食べ過ぎた自覚はある。


「冗談ですよ」


そういってクスリと笑った如月が、思いのほかベッドのすぐ脇に座っていて驚いた。



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