甘いカラダ 【完】

lesson.4 /ブレザー

朝、空腹と顔の痛みで目が覚めた。



昨日寝すぎたからか、まだ5時前。


如月は……?



昨夜如月が座っていたベッド脇の椅子には、その姿はなかった。


夢……?



でも、アタシの右手には白いハンカチが握られている。


夢じゃない。



あいつ、朝までいるって言ったくせに……。



でも、もう朝か。


寂しさを感じている自分に舌打ちをする。


あんなドS執事。


ちょっと顔がいいってだけで。



心が揺れるはずがない。


それなのに、こんなに寂しいのはなんでだろう。


こんなにも、この甘い香りに胸が締め付けられるのはなんでだろう。



ハンカチに、そっと口づけをした。




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