甘いカラダ 【完】

「今日は化学の授業ないもんなぁ~。やる気なくすわ~」


だろうね。


沙耶の机には、無駄に大きい鏡と化粧道具、じゃがりこにダイエットコーラまで完備されてるし。


ナメくさってんな、こいつ。



「如月先生に会いた~い」


はぁ~とため息をつく沙耶に、これ以上「如月先生」ってワードを出すなと大声で言いたい。


聞くたびに、アタシの心臓はなぜか跳ね上がる。


あーむかつく!


「そうそう! 如月先生ねー、23歳なんだって~。大人の魅力~。でも手が届かない年齢じゃないよね」


あいつ、23歳なんだ……。


姉貴のいっこ下か。


アタシの6こ上。


確かに、手が届かないほど年上じゃない。


って、なに考えてんだ、アタシは!



「彼女いないんだってぇ~」


「あっそ。ホ●なんじゃない?」


「なにそれ~!でも如月先生なら●モでも素敵~!美しすぎる~!」


ほんとバカだな、沙耶は。

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