甘いカラダ 【完】

lesson.1 /家族団らんディナー


「星羅ちゃん、よく似合ってるよ」


ダイニングに足を踏み入れた途端、すでにテーブルについていたお義兄さんがそう言った。


優しく目を細めて笑うお義兄さんに、顔が赤くなるのを必死で隠す。


姉貴が、まだこの場にいなくてよかった。


「これ、ありがとうございます」


悪趣味だとさんざん言ってすんません、と心の中で懺悔しつつ、フリフリ満載の部屋着を摘んでみせる。


これもお義兄さんが用意してくれたと如月から聞いた。


下着のお礼は……メイドさんたちもたくさんいるから、あえて言うのはやめておいた。


サイズがわからないから、このデザインの下着をいろんなサイズで用意してくれたらしい。


そこから、如月がアタシのサイズのを持ってきてくれたみたいなんだけど、如月のやつ、本当に見ただけでサイズを当てるなんて……。


末恐ろしい。

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