甘いカラダ 【完】

「1年前にさ、結婚するって突然家を出たクソ姉貴いるじゃん? あいつがいなくなってから家賃滞納してて、ついに昨日追い出されたわけ」


「まじで~?星羅、バイトして学費と家賃稼いでたもんね。でもすぐ社員と喧嘩して辞めちゃうんだもん。デキる女なのにもったいない。てか追い出されるとかうける~!」


「うるせぇな。
で、あいつの結婚相手がすっげー金持ちだったんだよ。
部屋もたくさんあるし、学費も払ってやるから家にこいって話になって。
アタシの両親はもういないしさ、仕方ないから行くことにしたんだよ」


「じゃあ、お姉さん夫婦の豪邸に同居してんの!?」


「そーいうこと」


沙耶は目を輝かせて、豪邸いいなーとか呑気なことを言っている。


「でもお義兄さんの両親も一緒?気まずくない!?星羅、素行が悪いからいじめられたりとか~」


「余計なお世話だよ。お義兄さんの両親はもう他界したって、前に姉貴が言ってた気がする」


昨日食事した時にもいなかったし、如月がお義兄さんを西園寺家当主って言ってたってことはそういうことなんだろう。



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