甘いカラダ 【完】

lesson.2 /悪魔君臨

最後の授業も終わり、帰る準備をしていたら、部活へ行こうとしていた和哉が足を止めて振り返った。


「ところで星羅、なんで西園寺司のことなんか……?お前、もしかして……」


「な、なんだよ……」


じっとアタシを覗き込む和哉に少したじろぐ。



「やっと空手部に入る気になったか!」


はぁ~?

なんだよ。変にドキドキしちゃったじゃん。


「バッカじゃねーの。んなわけないじゃん。
アタシが空手部に入ったらそっこー主将の座奪っちゃうしー」


「喧嘩と空手は別モンだぜ」


「どっちも勝つ自信あるし。ほら、さっさと部活行ってこいよ」


ちぇっと口を尖らせながらも、おどけた顔で部室へ歩いて行く和哉の背中を見送った。




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