暴君総長さまのヒミツの恋人

涙を了う /微笑む時




「おはよ、柚瑠」

寝室から出て来た玲はなんだか上機嫌みたい。


「あっ、玲おはよ!ね、ねぇ、髪型変じゃ無い?」


緊張しすぎて早起きしちゃった私が一生懸命お粧ししてる姿を見てクスクス笑ってて。


「ゆずはどんな髪型でも可愛いよ」

「そうじゃなくてっ」

「まだ朝早いしそんなに慌てなくても良いでしょー、こっちおいで」

「だってっ!緊張しちゃって、、」

「ふふ 可愛いーっ、大丈夫だよ?会うって言っても真央だし」

「玲にとってはそうかもしれないけど、私は初めましてだもん…、少しでも気に入って貰いたいし」

「む。ゆず浮気するつもり?」

「違っ!そうじゃなくてっ」

「いいよ、ただでさえ可愛いんだからさ。今以上に可愛く見せてどうするのさ」

「っ、えー…」


だって玲の先輩だよ?
玲をチームに入れた張本人で、しかも玲が懐いてる人達なんだよ?緊張するでしょ?!



「いつもの柚瑠を見せたいからさ」


って、特別甘い空気を作ってる気がするのはなぜだろう。



「柚瑠の緊張を解す為にもイチャイチャしよ?」

「え、待って!玲っ、私それどころじゃっ、んむっ、」



逃がさないとばかりに後頭部をしっかり支えられてる口付けは、徐々に深くなって、

「ん、ふぁっ、れー、っ、」

「んー?」

「支度っ、しなきゃ」

「だめー、もうちょっと…」


なんて中々解放して貰えなくて。









「さ、柚瑠行くよー?」


って腰がへろへろになってる私を余所にさっさと支度した玲はまだー?って玄関で待ってる。


「もーっ、玲の所為なのにっ」

「ふふ 柚瑠が可愛いから悪いんだよ」


なんて飄々としてさ。


ふんっ

嬉しいから良いけどっ



手を繋いでマンションの外へ出た。


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