暴君総長さまのヒミツの恋人

紅帝の麗人 /オンとオフ

◆◇◆

ガチャガチャっと鍵を開ける音が聞こえて、玲が帰ってきた事が分かる。


お出迎えしたくてパタパタ勢い良く玄関まで駆けていくと、玲が両手を広げて受け止めてくれて、そのままギュってしてくれるんだ。


「ふふっ 柚瑠可愛いっ」

「おかえりっ」

「ん。ただいま」


チュッとキスをするのも、いつもの決まり事。


やっと夜が来て一緒に居られるのが嬉しくて、玲にへばり付いてると、抱っこしてリビングまで連れて行ってくれる。
これも私が嬉しくて離れられないから結局毎日してくれてるかな。


兎に角嬉しくて嬉しくて仕方ないの!
1日中我慢して遠くから見てるんだからね。拷問だよ?



「柚瑠、今日の夕飯はなぁに?」

「今日はね、見て!」

「うわっ、豪華だね。あ、それに俺が食べたいってメールした卵焼きも作ってくれたの」

「勿論っ」

いつも美味しいよって必ず言ってくれるから、毎日作り甲斐があるんだよね。
玲の好きそうなレシピを学校とかでもこっそり調べたりしてるんだぁ。




遅い夕食を玲と食べて、溜めてあったお風呂に一緒に入ると、これまたいつも通りに後ろから私のお腹に手を回して大きく息をついた。


「どうしたの?なにかあった?」

「んー、そういうわけじゃないけど。ちょっと充電中」


私の肩に頭を凭れさせて首に口を寄せた。


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