暴君総長さまのヒミツの恋人

止ん事無い、不良事情 /噂の彼女







「ねぇねぇ、聞いた?!」

「聞いた聞いたっ!!」

「えーっ?何なに?!噂か何か?」

「アンタ知らないの?!」

「だから何の話?教えてよ!」




「あのね……、」






クリスマスの旅行から、もう半年が過ぎた。


お正月、バレンタインデー、ホワイトデーと、イベントが目白押しの季節を、また相変わらずのお家デートで玲と目一杯楽しんで過ごしたんだけど……。


2年に進級したら、玲とはクラスが分かれちゃって。

今までは紅帝のオーラが放つ冷気でクラスが凍るのが苦手で別のクラスだったら良かったのに。ってすら思ってた。

でも今は状況が変わっちゃってて、クラスが同じだったら良かったのにってクラス編成した先生を恨んでる。



ハァ……、嫌でも聞こえてくる、紅帝の噂。
クラスの女の子達が毎日騒いでるから、耳を塞ぎたくなる。


……玲、




「柚っ、大丈夫?」

心配そうに覗き込んでくれてる加奈ちゃんとは、やっと同じクラスになれたんだ。

すごく嬉しかったけど、私と一緒に居ると地味子って虐められるかもしれないから、表立って仲良くしないほうがいいよって言ったんだよね。

そしたら、「やっと同じクラスになれたんだから、絶対べったりくっついててやる!!」って言ってくれて。

嬉しくて玲に話したら「良かったね、柚瑠が嬉しそうだと俺も嬉しい」って頭を撫でてくれた。



今年は楽しく過ごせるなぁ。


なんて思ってた矢先の事、、晴天の霹靂って言うのかな。180度状況が変わってしまったの。




約1ヶ月前に突然流れ始めた噂によって。


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