異世界転生~姫の中身はおっさん~

運命の人Ⅱ

夢だ。

ここは夢だ。

俺は、見たこともない綺麗な庭園に立っていた。

目の前には自分そっくりな少女。

そして、深紅の髪に銀の瞳をした青年。

「少しは思い出してくれたか、シルルアージュ」

自分そっくりな少女は、深紅の髪の青年・・・・ナルドに微笑みかけていた。

「愛しているわ、ナルド」

「私も愛している」

なんの喜劇だろう、これは。

俺が、ナルドに愛を囁いている。

ナルドは、二人いた。目の前にいるナルドと、俺の横に立っているナルド。

「なんだこれ・・・・」

「6千年前の私の記憶だ」

「6千年前・・・・」


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