異世界転生~姫の中身はおっさん~

シルル7歳

アルティア。

それは太陽系第9惑星エトラの世界にある、大陸の中でも端っこに存在するこじんまりとした王国だった。

アルティア王国。

面積は狭いが、良き王が続いたために、比較的治安がよかった。
そして何より、金とサファイアが国内でとれるために、王国の国王は大金持ちだった。

アルティアの国王は後宮をもっていない。金は腐るほどある。ハーレムを作ろうと思えばできたが、王が愛した女性は二人だけ。王妃と第二王妃であった。

王妃は子供に恵まれず、第二王妃は王太子シュルツを出産してからというもの、なかなか次の子が生まれなかった。

大臣たちから、第三王妃を娶るようにとしきりに煩く言われていた。

王太子シュルツの身に何か起きれば、後継ぎがいなくなってしまうのだ。

だから、貴族の娘をメイドとして王宮に送り込んだりする貴族の親も多かった。とはいえ、王は王妃と第二王妃以外に、侍女であるメイドに手を出そう・・・・とは思っていなかったのに、ある日あまりに愛らしい侍女が甘えてきたので、つい魔がさして手を出してしまったのである。


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