異世界転生~姫の中身はおっさん~

秋祭り 狩猟の季節

秋も深まってきた。山々はすっかり色気づいて、紅葉が美しい。
王宮に植えられた銀杏が葉を散らしていく季節。

シルルアージュは、イェルガのキスの件は許したが、ずっと落ち込んでいた。

運命の神の言葉が気になったのである。

なんだこうだといっても、父エドカイン、母マリエンヌ、シリー、兄シュルツが大切なのだ。

元の世界で、放置されて大切にされなかった分、親の愛情に飢えいたシルルアージュには、家族の愛というものがとても深く思えた。

「破壊神ギヌスかー。図書館の文献にも乗ってないしなぁ」

どういう存在なのかさっぱり分からない。

そういえば、もうすぐ狩猟の季節だ。7歳の時は参加できなかったが、14歳になった今なら参加を許されるだろう。

季節は深まると同時に、誕生日を迎えたのだ。

イェルガ、ラザ、カルからも贈り物をもらったが、どれもエログッズばかりで飽きてしまった。

もう、エロ本に心がときめくこともない。

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