異世界転生~姫の中身はおっさん~

運命の人Ⅲ

場面が変わった。

まだ夢の中だった。

「そうか・・・・ラシエルと出会ったか・・・」

真紅の髪に銀の瞳をした、女性と見紛うばかりの美貌をもつ青年。
ナルドだ。

「言っていなかったな。私は東の魔王だ」

「ふーん」

シルルアージュは、興味なさそうにナルドの言葉を聞いていた。

「ラシエルは私の友だ」

「ふーん」

ラシエルといいナルドといい、なぜ魔王は俺のことが好きだとかいうんだろうか。

俺は考える。

やっぱり、容姿のせいだろうか。

シルルアージュは美しい。もうすぐ15歳になる。

美しさに磨きがかかり、幼かった肉体は女性へと開花しようとしている。

水色の瞳に銀の髪。天使の色をもつことが、そんなに珍しいのだろうか。

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