若頭は心配症【完結】100万hit!記念!!号泣感謝感激番外編【一応完結】

1章



……………。

…………。


「あっ!風香、おっはよー!」


教室に入った私をいち早く見つけ、元気に声を掛けてくれた我が親友、堀川夏(ホリカワナツ)


「うん、夏、おはよー!今日早いね?来るの」


そう、いつも朝が弱い夏は、遅刻ギリギリなのだ。


「えーと、……風香、英語の課題、やった?」


さっきの挨拶とは程遠く、小さな声で、私に聞く。

はぁーん、そうか!

それが目的か!


「見せないよ!」


全くっ!

珍しく早く登校したかと思えば………

私は先手必勝とばかりこう言ってやった。


「うっ……ふ、風香さまぁ~!あっ…じゃ、今度ケーキおごるっていう案は如何でしょう?」


ピクッ

ケーキ?

そうきたか………

うーん…さすがは夏、私がケーキに弱い事お見通し…

だてに長年親友やってる訳じゃないね!


「………ホールで?」


私が8割りがた本気で言うと


「っ!?ホール?(チッ、足元見るんじゃねぇよ)わ、私…風香が糖尿病になっちゃったら嫌だからカットので」


「(?なんか、夏の心の声?が聞こえたような?)………うーん、しょうがないなぁ……はい、コレ」


そんなかわいいお目目で拝まれちゃあ、折れるしかないよね。

だから決してケーキが食べたい訳じゃ……

私は鞄から今日提出の英語の課題ノートを出して夏に手渡す。

その途端


「うわぁ!風香さま!ありがとー!」


そう元気に言って、早速自分の机でうつし始めた。




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