線 香 花 火


そんなに謝らなくてもいいのに…


慰めてもハルの顔は曇ったままだった。


私も悲しくなっちゃう…

最初は元気に慰めてた私だったけど、段々と暗くなってしまった。


私達は地下街のベンチに座った。

二人共何も喋らない。


私は行き交う人をただ、ぼーっと見ていた。



「ミミは何色が好き?」

唐突な質問。


『あっ、私は赤が好きかな。ハルは?』

「俺は白が好き」

『…だから白いワンピ選んだの?』


「それもあるけど…白は純粋なイメージじゃん?ミミにぴったりだと思ったんよ」


それを聞いて私は戸惑った。

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