チンカルボー 上【完】

サクセンAラスト


次の日お母さんから電話がきて昨日の話をした。


「殺されなくてよかった。女は怖いんだから気をつけなさいよ。今度来た時は包丁隠しときな」

と言われた。


「あの、明日また海大丈夫?これで最後だからさ」

「…いいよ。あんたのせいであたし稼げないわ~もう」

「えへ、すいません…」


なんだか泣きそうになった。


「最後までしっかりね。絶対泣くなよ」

そう言われ、返事をして電話切った。


当日

お昼にお母さんが来て、ご飯を一緒に食べると、海を連れてすぐ家を出ていった。


海が居ないと何もする事が無くて、一人で何をしたらいいのかも分かんなくて、私はずっとソワソワしてた。


こわい

ひとりぼっち


そんな言葉ばかりが頭をよぎった。


お母さんにもっと居てほしかった。気持ちが明るくなれるから。


とりあえず買い物に行ったり、ハートの箱の整理をしてみたり、お風呂に入ったり、携帯をいじったりと時間を潰した。

ある程度の時間になり、用意してご飯を作った。


これが竜也に作る最後の夕ご飯。

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