チンカルボー 下【完】


8時半になって、竜也の実家に電話をかけた。

仲は良くも悪くもなく、普通。

出たのはお義母さん。

「もしもしーまりです。朝早くにごめんなさい」

「あらぁ~おはようございます~」

私から電話する事なんて滅多に無いから驚いていた。


「あの~今日お話したいんですけど、大丈夫ですか?」

「今日?どうしたの?」

「私の親も来るので…」

「えぇ…?何かあった?」

「竜也がちょっと…浮気して…」

「はぁん?竜也がぁ!?」


「…何時なら大丈夫ですか?」

「それ本当なのかい?」

「はい。証拠も…あります」

「………ちょっと用済ましてからで…2時頃でも大丈夫?」

「はい。何時でもいいので、家で待ってますね。すみませんいきなり」

電話を切った。


竜也の母は優しくて、ちょっと抜けてる、そこら辺に居るような普通のおばちゃん。


お義父さんは五年前に亡くなってしまっている。


次に、みかの実家に電話した。

学生の時、携帯代がもったいないから家の電話でかけ合ったりしていたので、番号は入っていた。

0
  • しおりをはさむ
  • 26458
  • 215
/ 435ページ
このページを編集する