5人の王子と氷姫 ー悪魔の爪跡ー

第三章 衝撃の過去

あの会議のあと、僕らは相変わらず仕事に忙殺されていた。

にもかかわらず、兄貴たちは少しでも休みになると、モデルやらほかの歌手やら、と極秘デートで忙しいようだ。

リーダー、ケイにはスーパーモデルの彼女がいる。

ファンには内緒だけど、

彼女は、わざわざケイに日本まで会いに来るほど入れ込んでる。

ときどき、ケイが、うぜーんだよな、などとつぶやいているのをよく聞く。

マックは、この人はまったく!

不特定多数!

まあ、プレーボーイというカテゴリーに入れられてる。

無意識にきれいな子にハグしたり、髪をなでたり、

マックじゃなきゃ、ただのセクハラだよ。


たとえば、雑誌の撮影とかでさ

衣装担当のきれいなお姉さんを後ろからハグしてさ、

耳もとでささやくんだ、

「すてきな髪だね」

って、



もう、おねえさんはきゅん死してました。


ハグ魔なんだ、マックは。

どこまでが、やりすぎかわかんないらしくって、いつも僕とショーンで引き剥がしにかかるんだ。



ジェイはダンサーのおねえさん(毎回相手が違うらしい)がいる。

ダンスレッスンに行ってるのか、ナンパしにいってるのか、、

こっちもやれやれな兄貴なんだ。



ショーンは、かわいい系のモデルが好き。

打ち上げとかで、こういう子がよってくると、ホテルへ消えちゃう。

こいつも不特定多数の彼女たちがいる。

こらこら、



まじめなのは僕だけだ。

デビュー前に別れた彼女がいただけで、女性関係はクリーンなまま。

この兄貴たちの凄いのは、絶対にスキャンダルにならせていないってことかな。

どうやっって、関係のあった女の子たちの口をふさいでるんだろう?


マックに一度聞いたことがあるんだけど、

「それはね、彼女たちは僕をすっごく愛してくれてるからだよ」

と、僕には理解不能な答えを教えてくれた。


僕がわかんないって顔してると、

「このお子ちゃまめ!」

って言って、僕を強くハグしたんだ。



時々、この人は僕のこと男って思ってないんじゃ……って思う。


襲ってきたらぶっ殺す!



僕は女の子が好きなんだ。


女の子みたいって言われるけど、男は好きじゃない!!

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