5人の王子と氷姫 ー悪魔の爪跡ー

第二十二章 マックの真意

僕が目を覚ますと外はもう暗くなっていた。

僕はもう一度シャワーを浴びてすっきりとした。

ブルガリのトワレをつけてみた。

結構、気に入ってる。


いきなり、部屋のドアが開いた。

マックがたくさんの紙袋を抱えて入って来た。

「わっ、マック、、、」

マックは不機嫌そうな顔をして睨んだ。

ミリョン、、

この顔のどこが僕を愛してるっていうんだよ、

と思った。

「お前が欲しがってた服」

そう、マックがぶっきらぼうに言った。

あけて見ると、

空色でシックなシャツ、

淡いグレーのVネックニットのトップ、

ダークブルーの帽子、

スキニーなパンツ、

とにかくたくさんあった。


「全部、俺が選んでやったから」

「お前にアルマーニは似合わないんだよ」

と、マックが意地悪く言った。

「ありがとう」

と、僕が言った。

「選んだのは俺だけど、金だしたのはケイだから、ケイにお礼を言っとけ」

「そうなの?」

「じゃあ、いくらかかったか聞かなきゃ」

「後で返さないとね」

僕はマックに笑顔で答えてみた。

マックが、僕から視線をはずしてた。

「返さなくていい」

「ケイからのプレゼントと思っとけ」

でも、、、

ふと、服のタグを見ると、、

有名ブランドばっか。


「これって、めちゃくちゃ高くない?」

「こんなにいっぱい」

シックでお洒落な服ばっかりで、

嬉しくって、僕のテンションが上がった。

「じゃ、遠慮なく!」

「やっりー!」

「病気になってみるもんだね」

と、僕が言ったら、マックが怒った。

「バカヤロー!」

「俺らがどんだけ心配したと思ってるんだ」

「いままで寝込んだことなんかない奴が急に、、」

そういうと、黙った。

そして、言ったんだ。

「お前、俺に抱かれるたび、、」

「熱だすよな」

マックの表情はとても辛そうだった。

「悪いとは思ってる」

僕は、ちょっと怒った風に言ってみた。

「悪いと思ってるんだったら、やめてよ」

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