5人の王子と氷姫 ー悪魔の爪跡ー

第四章 アリスと会う

あれから、三週間たった。

アリスの写真集がでるってことは、すでにトップニュースになっていた。



今、僕らは四日間のオフをもらっていた。

いつもなら、僕以外のメンバーは宿舎になっているマンションからでて、デートで忙しいのに、誰もどこにも行かないんだ。

マックは、衣装デザインに没頭している。

髭もそらずに、ださいジャージ着て、あまり寝ていないのか、目の下にくまができていた。

マックがデザインするときは、いつも僕らの意見なんかきかない。

それなのに、今回は、なにか描き上げるたび、

「どう?」

って意見を求めるんだ。

そんなもんだから、みんなアイディアをだしあって考えてる。


ケイは部屋にこもって、あのMVと彼女が踊っているビデオばっかみてる。

そして、新しい曲づくりに没頭し始めちゃったんだ。

これに、ジェイも参加して、このリズムなら振り付けはこうしようか、なんて新曲の振り付け考えはじめた。

難しいのはやめてね……って僕は言いたい。

ファンにはみせられない兄貴たちのダサさだ。

僕は、内緒で兄貴たちの写真をとっちゃている。

いじめられたら、これを公開するぞーって脅しちゃおうかな!

ダサダサなK-Prince。


兄貴たちは、食事することも忘れちゃってるから、ショーンと僕が、いろいろ作って食べさせてるんだ。


この三人の生活感のない兄貴たちの世話係が僕とショーンだ。


こんな中、ケイの携帯が鳴った。


話が終わると、ケイはシャワーをあび、髭をそって、かっこいい服に着替えはじめた。

クローゼットから服を何枚もだしてきて、何をきるのか迷っているみたいだった。

僕は、あのスーパーモデルとデートなんだと思ってたんだけど。

「ケイ、デートなの?」
って聞いたんだ。

すると、ケイは大きくため息をつくと、
みんなにこう言ったんだ。

「山上さんから連絡があった」

「アリスが事務所にくる。俺らに会うそうだ」

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