5人の王子と氷姫 ー悪魔の爪跡ー

第六章 アリスとの再会

次の日、僕たちは雑誌の取材と写真撮影だったんだ。

兄貴たちは、いつもどおり平然と仕事をこなしている。

僕は、アリスに今日会えるんでウキウキした気分を隠せなかった。

取材のお姉さんに、

「ジョン、なにかいいことでもあったの?」

と突っ込まれた。

うわー、、ばればれじゃん!

その時、ケイが僕の頭をかるく小突いたんだ。

他の兄貴達は、僕を冷たい目で見た。

ジェイなんか、目で僕を殺す勢いだったね、、

僕はあわてて、

「なっ、なんでもないですぅ~」

「ただ、朝食べたガリガリ君アイスがアタリ棒だったんで、嬉しくって!」

という、苦しい言い訳をして、取材のお姉さんの笑いを誘った。


この後、記事にはジョンが当たり棒にあたって、嬉しそうだった、、と書かれることになってしまったんだけどね。

恥ずかしい、、、、




夕方、宿舎に戻った僕らは地味な服装に着替えた。

地味???


僕はいろいろシックなシャツとかもってるけど、みんなのクローゼットの中に、地味という言葉のつく衣装はなかったと思う。


案の定、兄貴たちが次々とが僕のところにきてさ、

こう言ったんだよ。

「ジョン、おまえのダサい服かして」

って!!

そしてさ、最悪なのが毒舌ジョン。
着替えの済んだ僕にこういったんだ。

「アキバによくいるいるオタクみたいだな」

ひどいよ!

そんなにダサい格好じゃないよ。

せめて、まじめな大学生みたい、とか言えよ。


僕がおこって服なんか貸さないっていったら、4人がかりで押さえつけてさ、


僕のクローゼットから服を奪っていったんだ。

末っ子をいじめる鬼畜な兄貴達。

いつか、復讐してやる~~。



そうこうしているうちに、山上さんと金川さんが来た。


「仕度できたわね」

山上さんはそういうと、ぷっっと笑った。

金川さんが、いままでに見たことのない地味な服装の僕らをみて笑った。

「おまえたちが、平凡な服をきるとアキバ系コスプレみたいだな~」

って大笑いして、携帯で僕らの写真を撮ろうとしたから、

全員で、

「写すなっ!!!!」

って怒鳴っちゃった。




おとりの金川さんが先に出て行っあと、
山上さんと僕たちはアリスに再び会うために出発した。

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