5人の王子と氷姫 ー悪魔の爪跡ー

第七章 アリスの実力

アリスとの再会を終えて、僕らはハイテンションで宿舎に戻った。


兄貴たちは、宿舎につくやいなや、床に僕の服を脱ぎ捨てて行った。


「ジョン、ありがとな」

の一言もないんだよ。

わかってたけど‥‥‥


マックが、シャツを脱ぎ捨てると、僕たちはマックの腹をみてフリーズした。


腹のど真ん中にできたアザだ!!!


僕らの驚いた顔をみて、マックも自分の腹をみた。

引き締まった胸筋に六つに割れてる腹筋、、、

男からみてもセクシーすぎる、、、

そのど真ん中にアザだ!!

「うっわー!! やっべ!」

マックが言った。

ショーンが淡々と怖い事を言ったんだ。

「マック、、その腹筋がなかったら内臓破裂だったかもよ」

「あの子、まじぎれで本気のパンチいれてたし‥‥‥」

「黒帯でしょ、空手」

僕らはマックが殴られたときのことを思い出していた。

あのあとの蹴りが顔面に入っていたら、マックの綺麗な顔はどうなっていたか。

ジェイが笑いながら、

「マック、一回、顔、蹴られてみろよ」

「整形する理由ができるだろ」

なんていったもんだから、

「俺は美容整形なんていらないんだよ!!」

「親に感謝してるんだから、この顔で!」

などと、いつものような楽しい僕たちの会話が始まった。

「僕今わかった」

みんな何のこと?って顔して僕をみた。

「ほら、山上さんが言ってたじゃん!」

「アリスと玲奈ちゃんの出会い!」

「苛めていた女の子たちを‥そう‥‥‥えっと‥‥なんていってたかなあ‥」

「そう!! “ぶちのめしちゃったのよ” って」

「きっと、マックにやったことを “ぶちのめす” って言うんだね」


僕たちは新しい言葉を覚えたんだ、玲奈ちゃんのおかげで。

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