5人の王子と氷姫 ー悪魔の爪跡ー

第二章 美少女発見

そのニュースは、突然やってきた。

僕らは、日本のテレビ音楽番組に出演しているときだった。

控え室に帰ると、マネージャーが監督が帰国したようだと教えてくれた。

それを聞くや否や、リーダーは電話をかけ始めた。


長いこと相手の話を聞いていたリーダーがひとこと、

「わかった」

といって電話をきった。



僕を含めメンバーは、ケイが話すのを待っていた。

「明日、オフだけど事務所に集合する」

「監督が、知ってる限り話してくれるそうだ」

とケイが言った。

「知ってる限りってどういうことだ?」


ジェイが聞くと、

「監督は、自分もよく知らない」

「詳しいことは、彼女の母親から聞かされていないといっていた」

「俺もなんのことだかわんねーよ」

とケイは投げ捨てるように言った。



CDが発売されてから、半年になろうとしていた。

彼女は僕たちの曲名から

アイス・ドール

という愛称で呼ばれている。



僕たちは、彼女の正体に一歩近づけたことで、ちょっと興奮していた。


0
  • しおりをはさむ
  • 5
  • 5
/ 299ページ
このページを編集する