若頭は旦那様!?!?

《19》












オオカミ男の形をしたストラップ、雪のように白いスノーボールチョコ、カラスのサブレ…。








「これ美味そう」

「一人三つだって」







登夜は悠月の持つカゴの中を見やる。





悠月は登夜が手に持ったご当地限定明太和菓子を見つめた。









「あんまり美味そうじゃないな」

「そうか?」








撫子はお城がキラキラと光るスノードームと、柔らかなシロクマのぬいぐるみをカゴに入れている。





お菓子コーナーで品物を見比べ主婦のように吟味していた。








けれど。










「………ママ、これとこれとこれ、どっちがいいかな?」







大人びていると周りに言われるけれど、三択なのに二択のような言葉遣いになる撫子はやはり子どもなのだと、こういう時に思う。










「ん~…迷うね~…」








柊悟さんと同じ切れ長の目を丸くさせて見上げてくる撫子。






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