若頭は旦那様!?!?

《21》














side/霞













…柊悟さん……。








助けて、なんて、都合が良すぎるだろうか。











でも、悠月と登夜たちだけでも……。













『…パパ、悲しそうだったよ?』









会ったら、なんて言おう…。










ロープウェイ乗り場には人が誰もいなかった。






代わりに、機械のある小部屋の扉は鍵がささったまま開いていて、壁にある何かのスイッチの下に脚立があった。










…まさか二人が……?












ゆっくりと動くロープウェイに、タイミングを合わせて乗り込んだ。







ホテルがだんだんと遠ざかり、暗い景色が歪んで見えづらくなっていく。












横を見ると、ついに夕日が姿を消して、夜が訪れていた。








ポツリ、ポツリと等間隔で明かりがある。










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