若頭は旦那様!?!?

















良いことではない。







何かを悟り、俺はババアのいる方へ戻った。











ババアはいつも黙認していた。















『柊悟、それをどこからもってきた』







アイロンがけをしていたババアは、廊下で拾った万年筆を持った俺に目をやる。










『…拾った』







俺の言葉で、鋭い目をより一層尖らせた。










『戻してきなさい』

『取ってきたわけじゃねぇし』








──パンッ!








次の瞬間、乾いた音が聞こえた。












『…だとしても。戻してきなさい!』









ババアにとっては俺の言うことが事実だろうが何であろうが、関係なかった。













ジジイが世界の中心で、ババアの全て。








そこに優しい感情が一切なくとも。










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