怪物【下】完+おまけ

むっつ /真昼の駆け引き



真っ黒のダボダボのスウェット。
そしてボサボサの黒い髪に覆われ、顔は殆ど見えない。



地味なこの人物は、この前とはまた別の変装をしているXなのだーーー。



そんな彼は公衆電話の中に入ると、受話器を取ってある番号を打ち込み電話をかけ始めた。


呼び出し音が鳴り響く中、静かに相手が出るのを待っていれば、何コールもした後にやっと出る。


「こんにちは、君達の計画を散々邪魔してるXだけど。」



そう言えば、電話相手のマシロに付いている優秀なハッカーの女は、苛立ったように舌打ちをした。


「今日の昼、花保薺達の通う学校にマシロと居たらしいな。すぐ情報が回ってきたぞ。」


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