怪物【下】完+おまけ

やっつ /体育祭



燦々(さんさん)と太陽の日差しが、学校の生徒が集まる校庭へと降り注ぐ。



今は開会式中なのだけど、流石不良校。
誰も前で話す校長先生の話を聞いてない上に、私語だらけ。


そして私の横に立っている隼人はこの暑さでかなり不機嫌だった。



なんせ彼は体育の時、いつも日陰でボーッとしてるか、図書室で本を読んでいるサボりの常習犯。



運動神経は良いのに勿体無いなぁ。



秀さんの話によれば、去年の体育祭もサボってたらしいし。



今年ちゃんと出るのは、マシロとライアー率いる白狐がいつ仕掛けてきても対処出来るようにしているからだ。



隼人は額に滲む汗を拭えば、周りを見て目を細めた。どうしてそんな些細な仕草さえ、色っぽく見えるのだろうか。



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