怪物【下】完+おまけ

やっつ /暴かれた正体



「早く、起きて。」



パンッと乾いた音と共に、左頬に走った鋭い痛みと衝撃。



「うっ……。」


ジンジンと痛む頬。
誰かが私の頬を叩いたんだーーー。



ゆっくりと目を開ければ、埃っぽい床の上に座らされていて、此処が普段物置としてしか使われない教室だという事が分かった。


気分悪い……。


…て言うか私…グラウンドに居たはずじゃ。



「ちょっと〜、まだ寝ぼけてるの?」



その声に顔を上げれば、私の目の前にフードを深く被り、白狐の面をつけている女が立っていた。


そうだ私、スタンガンでーーー。


しかし腕を動かそうとしたが、後ろで硬く縛られている上に、白狐であろう生徒達から暴れないように掴まれている。


0
  • しおりをはさむ
  • 1098
  • 1742
/ 661ページ
このページを編集する