発情注意報!!【完】

2章 隠された本性

 
「おっはよー!桜」


朝、駅から学校までの道を歩いていると、うざいくらいのテンションの声。
振り返ると、朝からハイテンションでぴょんぴょん跳ねる一人の彼女。


「おはよう、美咲。朝から元気だね」
「朝だからだよ!一日の始まりは大事なんだから!」


耳がキンとするような大きな声。

ああ、ほんと、その元気さを私に分けてもらいたいくらい。


「どうしたの?今日はやけにテンション低いね」
「そう?いつもと同じだけど」
「そっか。そう言われてみたらそんなもんか」


ほんと、いい加減だな。

だけど、美咲も鋭い。
いつもと同じように振舞っているけど、実は少しあたりを警戒中。

いつどこで、日向先輩に出くわしてしまうんじゃないかと内心ビクビク。


「今日お弁当?」
「うん」
「あたし、お弁当持ってくるの忘れちゃってさ、購買行くの付き合ってくれない?」
「分かった」


隣では、いつもと変わらないマイペースな美咲。


うん。
なんとか無事に、日向先輩を目撃することなく学校へ着けた。
 

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