発情注意報!!【完】

4章 最低な決意

 
とは言ったものの……



「……さすがにいきなりは、な……」


自分の部屋の鏡の前で、髪を下ろした自分を見つめる。

メガネは外していこうと、コンタクトはすでに着用。
髪はストレートに背中を流れていて……



「あー、やっぱ無理」


首をぶんぶんと振って、流していた髪を手に取ると、いつもどおりに三つ編みを編み始めた。



(ひとまず、そんなスタイルで迫られても、全然靡かねぇってこと)



そう言われた、いわゆるおさげ。
昭和スタイルの象徴。

この髪型で、規則に添った制服をを身に着けていれば、男の人が私に寄ってくることはないので、自己防衛していた。
だから当然、こんな姿の私を、日向先輩が好むわけない。



日向先輩は中毒だ。

あんなに避けて通ってきたはずなのに、一度香りを味わってしまえば抜け出せない。


またあの手に触れられたい。
私の知らない未知の世界へ連れていってほしい。


恋愛感情とか
あいにく、そう言ったものは持ち合わせてないけど……。


痴女の私にとって、そんなことはどうでもいいのだ。
 

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