発情注意報!!【完】

7章 変化

 
衣替えの季節がやってきて、ブレザーを脱ぎ捨てた朝。
いつもの登下校の道が、紺色ではなく、白色でまぶしい。

男子の薄着に、若干の萌を感じながら、無表情を保って登校をしていた。


あれ……。


そんな中、一つの見知った影が、私を通り過ぎていく。
いつもなら絶対に声をかけてくる存在に、たまらず自分から声をかけた。


「美咲。おはよう」
「おは……え!?」


振り返った美咲は、返事をしながら振り返ると、私を見て一瞬のおとぼけ顔。
そしてすぐに大きな目を見開いた。


「嘘っ?さ、桜!?」
「そうだけど」


桜は、若干パニックに陥っている様子。

まさか、ここまでの反応を示すとは……。


「み、三つ編みはどうしたの?ああっ、スカートも短くなってっ……」


そう。
ついに私は、トレードマークとなっていた三つ編みをほどき、うざったいくらい長いスカートを、みんなと同じくらいの長さに切ってしまったのだ。
スカートを切るのは少し勇気がいったけど、夏服だから出来たこと。
さすがに冬服の正装は、切らずに折って過ごすかな。


「ちょっとね。スカートは暑くて。
 三つ編みは、ほどいたほうがいいって言われたから」
「誰に?」
「……秘密」


さすがに、新先輩とは言えなかった。
言ったら、絶対にどういうことかと問い詰められるに決まっている。
 

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