黒の烏【完】

11)



「貴島煌弥よりも、厄介な奴が現れた」


そう言って部屋に入って来たのは、アヤナミの人間達のボスである男。

その言葉には答えずに、男を見据える。


「貴島煌弥は後だ。黒の烏を消せ」


アヤナミの人間達のボスである男に『それ誰?』と問い掛けると、『コイツだ』と言って、写真を私の方に差し出してきた。

それを受け取り、その写真を見る。

夜に写された写真だと思う。

周りが暗いから、写っている人物が、鮮明に写ってない。

だけど、私には分かる。

でも、貴島煌弥が黒の烏だと言う事を、悟られてはいけない。

そして、黒の烏を私が知っていると悟られてはいけない。

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