唯一無二【完】

10)



年が明けた元旦の日。

初めて家族揃って、貴島組に挨拶に行った。


「明けましておめでとうございます」


貴島組のダイニングキッチンに入り、私と子供達で挨拶をした。


「もうすっかり大人になっちゃって」


貴島百合は、少し目に涙を滲ませて、そう言葉にした。


「正月に湿っぽいのは、なしだ」


そう言ったのは、貴島忍。

そんな貴島忍に、忍星が言った。


「爺さん、お年玉くれ」


会わなくても、繋がっていると思える。

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