超変態彼氏

刑事

どのくらい眠っていたのか。

薄ら眼を開けるとあまりの眩しさに目を長く開けていられない。
細めてチラチラ見るがやっと。
大きなライトが正面から照らしている事に気付くには少し時間が必要だった。


驚いたのは、すぐそばで忙しく動き回る白い服を着たマスク姿の数人の男の人。
さらに、周りには沢山のチューブと機材。やけに狭い空間の窓は白いカーテンに閉め切られていた。


ここは…まさか…


「あの、ここって…」


「救急車です。安静にしていてくださいね」


私を不安にさせないためか、隊員の人の声はとても優しい声だった。

どのくらい時間が経ったのだろう。あの後どうなったのか。

優は?浅宮昴は?

救急車はマンションの駐車場に停車しているようだったけど二人の安否を確認のしようがない。


「…あの、外に出たいんですが」


「安静にしてくださいね」


「あの、外に」


「安静にしてくださいね」


ダメだ。
何を言っても全てこれで返される。

外は騒がしく沢山の人の声などの物音が聞こえる。

気になる。凄い気になる。早く外に出たい。

そんな私の願いも虚しく動き出した救急車。


「あっ、あの、」


体を起こそうとしたが、すぐに隊員の人に制される。


「はい。動かないでくださいね」



ちょ、ちょっと待って!


ちょっとー!





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