超変態彼氏

夏真っ盛り

「ねぇ」


「んん?」


昼休み。給食を平らげ、満腹になって襲ってきた眠気に抗うことなく机に顔を埋めたのも束の間。耳に響いた声に苛立ち加減に顔を上げる。


「あれ?どうしたんだい?」


視界に入った見覚えのある顔に怒りなどたちまち消えたが、何やら様子がおかしい。その人は何も言わず手招きをしてくる。

一瞬、戸惑ったがその手招きに釣られ席を立つ。

教室を出て廊下を通って階段を降り一階まで行くと、中庭に入った


「一体どこまで行くんだいギコさん」

「ギコさんって何よ!」

「えっ」

怯えた顔をする塚山にさらに怒りを覚える凪子であった。

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