超変態彼氏

祭りのあと




「…こういう訳なんです。だから私はあの人の彼女なんて全然違うんです。」


「…そう。」


オーナーはタバコを灰皿に押し付けると、腕組みをし、壁に背中を預ける。
眉間に皺を寄せて黙って私を見つめる。


「あ、あの」


「成る程ねぇ」


「えっ?」


「いや、こっちの話。凪子は昴の事どうも思ってないの?」


「えっ?あ、はい」


とりあえず即答。


「へぇ。あんなにカッコいいのに」


「は、はぁ」


カッコいいかもしれないけど性格が最悪ですから。


と、心の中だけで呟いた。

しかし、浅宮は凄いや。学校だけじゃくこんなところでも女性からチヤホヤされて。
でも、浅宮は私と同じ14歳。なんでずっと年上で経営者で立場も何もかも違う瑠美さんとこんな親しげなの?

一体、浅宮ってなんなの…


足を組んで椅子に座り、二本目の煙草に火をつけた瑠美さん。
ふぅっとはいた煙が静かに視界を濁らした



「あの、オーナーは浅宮昴とどういうご関係なんですか?あ、それに何故ここに浅宮昴が…」


瑠美さんはチラっと私を見て口元に笑みを浮かべた。


「昴はアタシの弟なの。そしてここは私達の家。家なんだからいて当然でしょ?」



……………え




「えええええええっ!?」




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