超変態彼氏

ぶちキレ





「ところで話って?」


「はい。俺じゃなくてコイツが聞きたい事があるみたいで」


「え?面白トレーナーちゃんが?」


目を見開いてこちらを見る加藤。
てか、その呼び方やめて。


「遥凪子です。この前の事で聞きたい事がありまして、あの日」

「ちょっと待って、良かったら場所を変えないか?」


話を遮って提案してくる加藤。


「せっかくだからさ、こんな汚くて薄暗い廊下の真ん中で立ち話じゃなく、ゆっくり話せるとこに行こう」


「でも…」


せっかくだからって、こっちはゆっくりしてる時間はない。早く帰らなきゃいけない。


「あの私、早く家に帰ら」

「うちの学食って広くて綺麗だし、コーヒーも美味いからさ」


再び遮れた。そして、口から次々出てくる言葉に言い返す隙がない。


こんな時は浅宮に頼るしか…


「行こうぜ凪子」


は?


ニコニコ笑ってウインクなんかかましてくる浅宮昴。


私が早く帰らなきゃいけない事を知っておきながら、助け船を出すどころかそっちに乗っかるとは…



「早く帰らなきゃいけないんだろ?さ!それなら決断は早くしてさっさと行こうぜ!」



そう来たか…

全く、この男は!





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