だから私は貴方に騙される 上

私の周りのこと /友達のこと




ーーー世間はクリスマス当日。

そんななか、私は夜勤明けでお家に帰って寝ることに……。

しようとしていましたが、そんなことなんて二の次!

「はるこ、夜勤明けなのに超元気だよね」

「うん、今日は仮眠でしっかり寝たし大丈夫。それに電車のなかで寝たし」

「ま、クリスマスだし家で寝ちゃうのももったい無いか」

「そうそう」

黒須さんから貰ったマフラーを巻いて、コートを着た暖かそうな私は夜勤明け。

そして、そんな夜勤明けの私の横にいるのは高校からのお友達の珠江ちゃん。

珠江ちゃんは私と同じ福祉科で高卒で特養に入社しました。
そして先日、主任、副主任の次に偉いリーダーに抜擢されたのです。

そのお祝いと、クリスマスを兼ねて会っているわけです。

「いやー昇格おめでとう、珠江ちゃん凄いね」

「そんなことないって。たまたまリーダーだった人が寿退社したもんだから、私の名前が出ただけだって。はるこだって新人指導係してるじゃん」

「そんな大したことしてないよ」

新人指導係なんて、皆んなこのくらいの年数が経てばやっていることだし。

そもそも、珠江ちゃんみたいにバリバリ仕事ができるわけじゃないんだから。

だけど、私も珠江ちゃんを見習って頑張らなくちゃ。

よし!と意気込みを入れてみました。

明日はお休みだから明後日からがんばるぞー!


「それにしてもはるこが元気そうでよかったよ、お祖父さんのこととかで……落ち込んでるんじゃないかと思ったから」

珠江ちゃんがホッとしたように私の頭を撫でました。

「うん……大丈夫だよ、元気元気」

ただ私は一瞬顔が引きつってしまいました。

何故なら、珠江ちゃんに喪中のハガキは送ってお祖父ちゃんが亡くなったことと住所が変わったことは知らせたけどそれ以外は何も知らせてないから。



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