HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

SparkleKiss /美緒side


昴があたしの手を握り歩き始めてから、もう10分が経(た)つ。


その間、会話のないあたし達。


斜め前を歩く昴の背中からは苛々オーラが溢れ出ていて、


あたしはなかなか話しかけられずにいた。


3つ目の信号で足を止めた時、


「昴…」


思い切って口を開いた。


「何?」


怖ッ。


低い声の昴に、あたしはまた黙り込んだ。

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