HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

FirstKiss /美緒side


「美緒…どうして…?」


彼の長い指が伸びてくる。


あたしはそれを拒むように俯いた。


「…ごめんなさい」

「…っ」


力なく下ろされた腕にもう触(ふ)れることはない。


あたしは顔を上げず、そのまま彼を残して歩き出す。


そして携帯のメモリーを呼び出し…


躊躇なく、消去。



1ヶ月半の恋、おしまい。

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