HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

LiarKiss /昴side


あれからシャワーを浴びた美緒が、すぐに夕飯の支度を始めた。


大好物のハンバーグで大喜びのオレに、美緒が微笑みながら言った。


「明日から1週間、忙しくなるんだ」

「なんで?」

「うん、ちょっとね」


理由を濁した美緒にやましさは感じられなかったけど、不思議に思った。


「終わったら言うね」

「あぁ」

「家に帰れないかもしれないから、その間どーする?」


ニコニコ微笑む美緒。


「…ここで待ってるよ」

「わかった。なるべく帰れるようにするね」


オレと離れて寂しいって気持ちが全然ないみたいで、


少し残念に思った。

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