HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

「昴の…」

「え?」

「昴のお家(うち)のすき焼き、また食べたいな」

「美緒…?」

「また…食べられるかな…?」


美緒が急にそんなことを言い出すから、


「当たり前じゃん!あ、親父とのゴルフいつにする?言っとくけど、オレも絶対行くからな」


慌てて口を開くオレに美緒は嬉しそうに、


でもどこか寂しげに微笑んだ。


「…楽しみ」


その笑顔に、


オレは言いようのない不安を感じた。


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