HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】
Beloved
Kiss /遼side
溜まり場になってる3階建てのビルの前にバイクを停めた。
「お疲れッス!」
駆け寄って来た金髪にバイクのキーを手渡す。
奥の部屋のドアを開けると、中にいた男達がオレに会釈をして出て行く。
ソファに沈み込んだ美緒がやっと笑顔を見せた。
「ここは居心地いいな」
「また学校で騒がれてんのか」
冷蔵庫から自分用のコーヒーと、
ミルクティーを出して美緒に手渡す。
そしてそのまま隣に座った。
あらすじ
「あたしを止めて」
想うほど怖くなる―。
「足りねえ。もっとハマれよ」
堕ちるほど狂いそうになる―。
2人の甘い物語。
目次
総合ランキング1位獲得!(2014年11月)